高血圧症の治療には、食事療法、運動療法、薬物療法があります。高血圧症の治療目標は、正常血圧にすることです。130/85mmHgまでが正常血圧とされていますが、それよりも高い方は、まず生活習慣の改善を行います。 若年者や糖尿病などの他の病気の方では、さらに血圧を下げなければいけないこともあります。
食事療法や運動療法を行なっても、血圧が下がらない場合は、食事療法と運動療法を併用しながら薬物療法を行ない、血圧を下げる薬を内服します。薬の種類は数多くあり、それぞれ患者さんに合ったものを選びます。
通常は1種類から開始し、徐々に適正な血圧にコントロールしていきます。1種類で不十分な場合には、他の降圧薬を併用してゆきます。血圧を下げる目標値は診察室での目標値と、家庭での目標値、年齢別の目標値、さらに糖尿病や慢性腎臓病など病気を持っているかいないかで目標値が異なります。具体的な目標値は以下の表のようになります。
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診察室血圧 |
家庭血圧 |
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若年者・中年者
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130/85mmHg未満 |
125/80mmHg未満 |
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高齢者
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140/90mmHg未満 |
135/85mmHg未満 |
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糖尿病患者
慢性腎臓病
心筋梗塞後患者
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130/80mmHg未満 |
125/75mmHg未満 |
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脳血管障害患者
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140/90mmHg未満 |
135/85mmHg未満 |
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日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2009」から
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細かくて分かりにくいのですが、家庭血圧では、診察室血圧よりも、5mmHg低く設定されています。